他人丼

最近、お弁当持参で通勤するようになりました。節約のためだったり、ダイエットのためだったり、もうちょっと野菜を摂らなきゃと思ったからだったり・・・理由はまあいろいろですが、なんだかんだと結構お弁当生活を楽しんでおります。




*味付け、母とは違うんだな･･･習わなくちゃ！*
通称？他人丼。親子丼が鶏肉と卵の「親子」なら、豚肉と卵は「他人」ってことですよね。わたしにとって、この丼・・・というかお弁当は、思い出深い大切な１品です。

小5で塾に通うようになって以来、その後の中高6年間もずっと、ほぼ毎日、母にお弁当を作ってもらっていました。そういえば大学時代もお昼用におにぎりを作ってもらって、昼食代を浮かせていた記憶があります・・・



そんな中で、大好きだったのが冒頭に書いた「他人丼弁当」でした。母曰く、「おかずが他にない時の手抜きメニュー」だったらしいのですが、私は毎日でも構わないくらい好きでした。もう覚えていないのですが、何かのテストの時にこのお弁当で、そして多分、たまたま成績がよかったのでしょう。ゲンを担ぐのが好きな私にとって、いつしかこのお弁当は「大事な時に食べるゲン担ぎメニュー」となりました。



その後、中学を受験した時も、大学を受験した時も、確か就職の大事な試験の日にも、このお弁当を作ってもらってきました。今の私があるのは、もしかしたらこのお弁当のおかげなのかも？！こんな自分は、すごく恵まれていたんだな、と親になった今、痛切に感じます。




*左上から時計回りに運動会、'07秋遠足、親子遠足、'08秋遠足･･･のお弁当*
子供達はまだ、運動会や遠足の時にしか、私の作るお弁当を食べていません。この先、彼らもまた夕食＝お弁当なんて日々がやってくるのでしょうか。その時に「ママが作ってくれたコレはゲンがいいんだ！」なんて思ってくれるメニューが出来たら・・・それは今度は逆に、親冥利に尽きるのかも、知れないですね。